久々に、震えがくるほどはまってるミュージカル映画に出会えた！
もうご存知、その名も「ＣＨＩＣＡＧＯ」
３回見ちゃった。
私のやりたい要素がほとんど詰め込まれてる作品。
舞台のＲＥＮＴ以来の衝撃・・・
私の中のアドレナリンが、曲と共に体を駆け巡り、
顔はほころび、歌を口ずさみ、もうじっとしていられない。
思わずクラップしそうになって、周りを見回し赤くなる。
何回も会いに行きたい！
そう！“会い”たくなるのだ、ロキシーやヴェルマや、
ママ・モートンに！
なんてキュートでカッコ良くて華があるのでしょう！！！
みんなの魅力を引き出した、監督のロブ・マーシャルに
ＬＯＶＥ☆
もちろん主役達だけではなく、そこここに見せ場があって、
画面の端を見てても惹かれちゃうよん。

わあ〜〜、もう時間がない。
語り尽くせぬ「ＣＨＩＣＡＧＯ」
とにかくお勧め。私もあと２回は会いに行くな、きっと！

今、京都から帰ってきた。

お天気の都合で、急遽１週間ほど滞在。
久々の現場で、自分と言う、ちっぽけなヒトの生き方なぞ
考えないで済む“仕事”に没頭した。
メイクして、衣装をつけて、３行のセリフでも、今の私には
宝物のように大切な呪文を唱える。
するとあら不思議。
歯痛も筋肉痛も心痛も忘れ、日照の下だろうが
埃臭いセットだろうが、１日中夢の中に住める。
たとえどんなに待って待って待って、
黄門様の印籠をかざされ平伏す、引きの１カットだけで
その日が終わっても、だ。

いけないのはー撮影の無い日ーである。
余計な事を考える時間が山ほどある。
気になる事があるから京都観光の気分にもなれない。
だからまた考えてしまう。
どうやら、私生活の現状を理解出来ていないようなのだ。
“役”で無い時のちっぽけなこのヒトは・・・

そんな時に、ふらりと入った古本屋で手にしてしまった
桃井かおりさん著の『賢いオッパイ』と言う本。
かおりさんの、大人のオンナの生き方（イキザマ？）が
程好い文章だが、赤裸々にもオシャレにも見える短編にまとめられて、４、５年前に確か話題になったんだった。
読めば読むほど、今の現状の導き本のようにも思えてしまう。
・・・・・
なぜ、今、この本に出会ってしまったのだろう・・・
最終の電車で、大きな旅行カバンを引きずりながら帰宅した
このちっぽけなヒトは、大家さんに預けた為迎えてもらえない
観葉植物でさえ今は恋しがりながら、
本のような大人のオンナになっていくのだろうかと、
自問自答を繰り返している。

お陰で、明日からの稽古の予習をしそこなった。