はーーーーー・・・
やっぱり京都が好き。

鴨川沿いの床が好き。

花見小路の路地が好き。

京都弁の響きが好き。

路線バスの地図が好き。

空気が変わる竹林の砂利道が好き。

侘助の木の有るお寺が好き。

ハモや加茂茄子の美味しいお店が好き。

男達が戦い、女達が支えた歴史が好き。

嵐山の、少し切ない夕暮れが好き。

はーーーーー・・・
やっぱり京都が好き。

先日我が家で「燃え剣」女子部を呼んで、
ポットラックパーティを開いた。
私って言った事はなるべく叶えたいタイプなので、
「今度家に、夜景を見においでよ！」なんて、公演中言ってた
から、それがようやく実現できた。
但し、持ち寄り（＝ポットラック）パーティね！

集合したのは全部で７人。ほとんど全員って事（笑）
早くから来て手伝ってくれた人。
仕事帰りに駆けつけてくれた人。
タイカレーやチリビーンズを作って来てくれた人。
デザートを担当してくれた人など、etc.etc・・・
私も２、３品作ってセッティングしたら、狭い我が家も
すっかりパーティ会場に。

ワイワイガヤガヤ、気心知れた仲間なだけに話しは尽きず、
お気に入りの夜景を見てもらいながらの、みんなの手料理とお酒であっと言う間に時間が過ぎた。
寂しがり屋の３人なんか、しっかり泊まって
ブランチしていったし（笑）

年齢が違っても、性格が違っても、
同じ作品を“愛”を持ってやり遂げた連帯感は
なかなか消えそうも無いと再確認した「燃え剣」女子部なのであった。

　夏は舞台をしている事が多いので、
帰れる時にと栃木の実家へ里帰り。
姉は今妊娠中で戻って来れなかったが、
父と母と３人でそれぞれの実家を廻り、お線香をあげて来た。
「どうぞ変らず、空の上からみんなをお守り下さい。」
抽象的なお願いだけど、御先祖様に守られているから
今の私がここに居る、と思っているものだから。

そして祖母の病院へ。
病院といっても、そこは老人介護施設だから、
本当の病院の様に、薄暗い雰囲気ではない。

祖母は、要介護４（５段階中）の痴呆症だ。
私は昔から祖母が大好き。
会話がとぼけていて面白く、気負わずほわっと優しくて
可愛い人だった。
だから、いつから痴呆になっていったのか・・・
東京に居るのでたまにしか会えない私には、はっきりしない。
未だに、いつもの様に私達を笑わせる為の
とぼけた会話にも聞こえる。
名前こそ忘れられては居るが“テレビに出る孫が居る”
と言う記憶は残っているらしく、
今回もその話題を出したら、顔が明るくなった。
だから、祖母は私を忘れていないと思う。
そう信じている。

そこの介護師さん達は、タータンチェックのパンツを履いて
みんな若く明るい。
私が祖母の車椅子を押して館内を一周する間、
みんなが声を掛けてくれる。
その声に、祖母が「私の孫だよ！テレビにも出るんだよ。」と
私を紹介してくれる。
祖母がボケてそんな事を言ったのでは無いと、
自分が役者である事を、介護師さん達に説明する。
『水戸黄門』や『子連れ狼』
少しでも出ていて良かったと思う。
祖母がみんなに自慢しているから。
そして、もっと喜ばせたいと悔しくなる。
祖母の脳裏に私を印象づける、１番の方法かも知れないから。

祖母は医療費の仕組みの事情で、
病院をたらい回しにさせられる。
せっかく慣れた施設も移動で、薄暗い病院にも入れられてしまう。
そこが嫌だと泣くらしい。

私に久々に会う度にも泣く。
明るく会いたいのに、私も泣いてしまう。
でも誰にも見られたくないからごまかすのだが、
胸が締めつけられる様に痛い。会う度こんな思いを繰り返す。

それぞれ生活があって、親戚の誰もが
つきっきりで祖母の面倒を見られない事は十分理解している。
ずっと居ても良い、明るい特別養護老人施設を切望する。
今、順番待ちの手続きを取ったが、２００人ほど後らしい。
いったい何年先なのだろうか。
後何回、祖母はさめざめと泣くのだろうか。

涼風がひんやりと窓を通り過ぎて、
急に来た夏の終わりを実感し、一抹の寂しさを感じている私。
それと同時に、私の夏休みもあと１つの大イベントを残して
いい加減仕事モードに切り替わろうとしている。
ちょこちょこと細かい仕事を終えた今の頭の中は・・・フッフッフ。
そう！イルカの事でいっぱい〜〜〜！

キュルキュルキュルーーー♪
イルカが私を呼んでいる。
待ってて〜〜〜。もうすぐ会いに行くからね〜〜〜（ハート）
去年は何もわからず行ったので、友達に借りたマスクやフィンを
かかえて、長袖Ｔシャツにスパッツと言う超シロウトないでたちで
トライしたドルフィンスイム。
写真はカッコ悪くて見せられない。
って言うか、一人で行ったので、自分で自分を撮ってドアップの
ピントぼけになってたり、それよりなによりイルカに夢中で
撮る暇もなく、まともな写真が残ってない。

今年はシュノーケルセットも購入し、ラッシュガードも黒山の人だかりバーゲンでなんとか手に入れて、準備はバッチリ！
ただ、肝心の泳ぎがぁ（涙）
練習してません。トホホ・・・
期待は今回一緒に行く事になった友達。
ダイビングの免許を持っている彼女なので、教わる魂胆。
（別に“魂胆”にしなくても、きっと教えてくれるでしょうが）
後は、無理の無いよう、怪我の無いよう、楽しみたい！

キュルキュルキュルーーー♪
あのつぶらな瞳に、テレパシーの抱擁を求めて、
夢のような海の中で、早く会いたいよ〜☆

伝言板に「“いい事”してきた」って書いた、
その“いい事”の話し。

父に、私が前に使っていた、古いパソコンをあげたの。

携帯を持つどころか、家に留守電もつけない父が
最近、シルバーのパソコン教室に通い出した、と聞いたので、
日曜日に突然運んで行ったの。
今まで何度も「携帯持ちなよ。」と言っても
「必要無い！」の一言。
留守番電話を買ってあげても、使わず埃まみれに。
そんな父が、パソコン？！
時代から孤立して欲しくなかったから、いい機会だと思った。

シャイな子供が、どうしても欲しかったおもちゃを
買ってもらった時のように、父もおもちゃを与えられ、
珍しく喜びを隠さなかった。
私のお古ってところがミソなのだ。
これがもし、新品を買ってプレゼントしようものなら
父親の尊厳が奪われたように、機嫌を損ねてしまう。
「家にあっても邪魔だったから」とさりげなく言って
本当は前の日練習した、取り付け方をささっと教えて
自分で繋がせて、今習っているエクセルの画面を
出そうモノなら、も〜目じりがさがってさがって、
表計算なんか必要ない私にあれこれ教えようとする。
おもいっきり間違えて、テキストひっぱり出してたけど（笑）

時代に興味を示してくれて良かった！
インターネットもやるようになれば、
お祭りの写真を取るのが１番の趣味だった父の世界が
また広がる事だろう。
その写真を取り込んで、加工しても楽しめるし、
大変な思いをして書き上げていた母の年賀状も、
父が効率良くしてあげる事だろう。

タイミングが良かった。
実は「持っていってあげるよ！」と言ってくれた友人が
いたから、今回の“いい事”の波が起き始めた。
その人が、私に“いい事”をしてくれたから、私も父に
“いい事”が出来て、そしたら父がみんなを
食事に連れていってくれる“いい事”があって、
母や姉も喜んで、姉の機嫌が良ければ
お腹の赤ちゃんにも“いい事”に繋がって、
いい事がどんどんどんどん伝染していくのだ・・・☆

“いい事”って、してもされても気持ちいいのね。